20年ぶりにピアノを再開し、最初は子供のレッスン用に購入した3万弱の電子ピアノで練習していたのですが、
今後長く続けるつもりなので、予算20~30万円で、新しく電子ピアノを購入したいと思い、
試奏してみたい電子ピアノを3つにしぼり、実際に島村楽器の店舗で試奏をしてきました!
YAMAHA CLP745・ローランドlx705・KAWAI CA59で予算30万の電子ピアノは条件条件
我が家はマンションのため、購入は、生ピアノではなく電子ピアノと決めていました。
予算20~30万
色は白
という条件を満たす電子ピアノを、いろいろ調べました。
実家で弾いていたのは黒のカワイのライトアップピアノだったので、今回はかわいいピアノ希望!
条件を満たすピアノをこちらの3つに絞りました!
YAMAHA CLP745
ローランドlx705
KAWAI CA59
それぞれのピアノのスペックを紹介していきます。
YAMAHA クラビノーバCLP745(島村楽器限定モデル:CLP-7450WH)
『クラビノーバ』は、YAMAHAで大人気の電子ピアノシリーズのモデルです!
鍵盤…グランドタッチ-エス鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き
スピーカー数…4つ
ベーゼンドルファー インペリアルサンプリング
ピアノ音源…ヤマハ CFXサンプリング、 内臓曲数…ボイスデモ 21 + クラシック曲 50 + レッスン曲 303 >>商品解説▽
むく材を使用し、グランドピアノの弾き心地を再現「グランドタッチ-エス™鍵盤 木製鍵盤」
グランドピアノのような広いダイナミックレンジをタッチに応じて多彩に変化させるだけでなく、指先に手応えを感じながら、繊細な音色から雄大な音色まで、さまざまな音色を自在に奏でられる鍵盤です。安定性が高く、グランドピアノのハンマーが、弦を打った時に感じられる心地よい手応えをも再現、これにより正確な音色コントロールができます。 また、長時間の演奏でも滑りにくい吸湿性の高い象牙調の白鍵、黒檀調の黒鍵を採用しています。さらに、ヤマハの木製鍵盤は、楽器用に十分に乾燥させた木材から極上の部位を切り出した”むく材”を使用しており、積層タイプの木製鍵盤よりも歪みにくいのが特長です。ピアノ作りを通して木材を熟知しているヤマハならではの木製鍵盤は、仕上げが美しく、グランドピアノに近い手触りで心地よく演奏できます。
グランドピアノ特有のタッチをリアルに再現する「エスケープメント」
グランドピアノのエスケープメント機構は、打鍵時にハンマーが弦から速やかに離れて、弦の振動を止めないようにする仕組みです。この機構により、弱い力で鍵盤を押すとわずかな手ごたえが生じます。クラビノーバでは、よりリアルなグランドピアノのタッチの再現のために、全ての鍵盤に「エスケープメント」を採用しています。世界的に有名な2種類のコンサートグランドピアノの音が選べる贅沢
世界最高峰の2種類のコンサートグランドピアノの音を新たにサンプリング。 そのひとつは、ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」。力強く煌びやかで表情豊かな音色は、世界各地のコンサートホールでピアニストたちに高い評価を受けています。また、長い歴史の中で愛され続けるウィーンのピアノブランド、ベーゼンドルファー社のフラッグシップモデル「インペリアル」は、豊かな色彩と木の温もりを感じさせる響きが特長。 88鍵盤すべての音色を1音1音ていねいに収録し、調和の取れた音色になるよう細やかに調整することで、それぞれの個性を忠実に再現しています。
引用:YAMAHA CLP-745公式HPより
YAMAHA『クラビノーバ』のおすすめポイントは、世界三大ピアノの一つと言われるベーゼンドルファのグランドピアノの音を音源としているところだそうです。
『ベーゼンドルファ』は、『スタンウェイ』『ベヒシュタイン』と並ぶ世界三大ピアノのひとつとされています。
『ベーゼンドルファ』は、ウィーンの老舗ピアノメーカーですが、2008年にYAMAHAが買収したそうです。
1800年代初め、リストの激しい演奏に耐えられるピアノは少なかったと言われていますが、
友人にベーゼンドルファのピアノを勧められたリストは、ベーゼンドルファのピアノの頑丈さや品質に驚き、
演奏会でベーゼンドルファのグランドピアノで手加減することなく音楽を表現して大成功を収めたという話があります。
そのピアノの音を毎日聴きながら練習できるって本当にすごいですよね!
KAWAI CA59
鍵盤…シーソー式木製鍵盤(グランド・フィール・スタンダード・アクション)
スピーカー数…4つ
ピアノ音源…カワイが世界に誇るグランドピアノSK-EX 内臓曲数… 365曲>>
商品解説▽
木製鍵盤をもっと身近に
シーソー式木製鍵盤グランド・フィール・スタンダード・アクション白鍵・黒鍵ともに木製で、しかもグランドピアノと同じシーソー式の構造を取り入れたシーソー式木製鍵盤グランド・フィール・スタンダード・アクション。鍵盤の動きを3つのセンサーできめ細かく感知し、グランドピアノ独特の表現力、豊かなタッチなどシーソー式木製鍵盤ならではの魅力をもっと身近に感じてください。
アコースティックピアノの多彩な表現力
HI-XL音源/アコースティックレンダリングカワイが世界に誇るフルコンサートグランドピアノSK-EXの88鍵すべてを、タッチの強さに分けてステレオでサンプリングしたHI-XL音源を搭載。弱打から強打までリアルでスムーズな音色変化を実現しています。またアコースティックレンダリングにより、弦・駒・ダンパーフレーム・響板など、相互に共鳴して発生するグランドピアノ独特の荘厳な響きをモデリング技術で再現しています。
KAWAIは、YAMAHAと並ぶ国内老舗メーカーで、鍵盤の作りにとてもこだわりを持っているのがわかります。
白鍵だけでなく黒鍵まですべて木製鍵盤なのは、KAWAIの電子ピアノだけだそうです!
Roland Lx705
Roland Lx705の仕様や特徴をご紹介します
鍵盤…ハイブリッド構造(木材×樹脂センターフレーム)、エスケープメント付、象牙調・黒檀調
スピーカー数…4つ
いろいろなメーカーのピアノの音源を合わせて開発された独自の音色
ピアノ音源… 内臓曲数…410曲>>ローランドは電子楽器しか作っていないため、音源になる生の楽器がないのですが、
色々な楽器メーカーのピアノの音色を録音し、コンサートホールのピアノの音色やサロンで演奏されるピアノの音色など、多種多用な音色を独自の技術で生み出しているそうです!
最先端技術の粋を集めた究極のデジタルピアノ
LX700シリーズは、デザインや機能が異なる中でも、共通した高い技術力で、ハイクオリティな性能を備えています。ピュアアコースティック・モデリング・テクノロジーにより生まれた新しいピアノ音源とアンビエンスを搭載。ローランドが理想とする2つのピアノ・モデル、ヨーロピアンとアメリカンを携えて、演奏する空間をモデリング。ピアノが置かれる場所の響きまでリアルに楽しめます。さらには、多彩な音色、Bluetooth機能、メトロノームや録音機能、ヘッドホンでの消音演奏など、デジタルならではの機能も満載。フロントパネルのワイドなCシェイプのスリットは、シリーズの象徴的なデザインであるとともに、豊かなサウンドを生み出しています。最先端のデジタル技術を惜しみなく搭載したLX700シリーズです。
表現力に定評のあるPHA-50鍵盤と、プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル
木材×樹脂センターフレームによるハイブリッド構造のPHA-50鍵盤。アコースティック・グランドピアノの演奏性と風合いを持ちながら、耐久性と安定感に優れた鍵盤は、メンテナンスをしないデジタルピアノに適した鍵盤であることはもちろん、表現力にも大変定評のある鍵盤です。ダンパー・ペダルは、踏み始めは軽く、効きはじめると重くなる、グランドピアノ同様の踏み応えや踏み込み具合による減衰の違いを再現したPDAペダル。ハーフ・ペダルの微妙な余韻や響きもコントロールが可能です。
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島村楽器で実際に試奏して比較しました
島村楽器店舗に電話で試奏予約
試奏をしたいピアノをYAMAHA CLP745・ローランドlx705・KAWAI CA59の3点に絞ったので、最寄りの島村楽器に電話をして、試奏のお願いをしました。
5月の緊急事態宣言発令中でしたが、楽器の消毒など対策の対策を行っているので、通常時と同じように試奏できると言われました。
午前中に電話し、午後試奏に向かいました!
島村楽器店舗にて試奏
店舗に着くと、電話で応対してくれた店員さんが案内してくれました。
電子ピアノは絨毯の上に置いてありますが、土足で演奏して大丈夫と言われました。(ペダルも土足でOK)
荷物入れのかごを用意してくださり、そこに荷物を入れて試奏しました。
ピアノの椅子、ヘッドフォンも用意してくれました。
1台につき20分ほど、自由に弾かせていただきました。(店員さんは試奏の間、他のお客さんの対応などをしていたので、ゆっくり弾かせていただくことができました。)
ヘッドフォンをした場合・ヘッドフォンなしでスピーカーから音を響かせた場合の両方で試奏してみました。
ハノンや和音、お気に入りの曲、ショパンのように歌わせて弾く曲や、速い曲などいろいろ弾いてみました。
試奏感想(YAMAHA CLP745・Roland Lx705・KAWAI CA-59)
【試奏感想】YAMAHA CLP745(島村楽器限定モデルCLP-7450WH)
まずクラビノーバ(CLP-745)と同スペックで島村楽器限定モデルのCLP-7450WHを弾かせてもらいました!
クラビノーバを試奏した感想
クラビノーバは、打鍵の感覚が私にはあまりしっくりきませんでした。
慣れているピアノの打鍵の感じと違ったからかもしれません。
感じ方は、その人の経験や感覚や好みによって違うと思いますので、購入前に必ず試奏することをおすすめします!
【試奏感想】ローランドのLx705(島村楽器限定モデルLx705GP)
クラビノーバの次に、ローランドLx705を試奏させてもらいました。
ローランドLx705を試奏した感想
ローランドLX705は弾いた瞬間から、音・弾き心地が私にはツボでした!!
特にヘッドフォンを装着した時の音が素晴らしく綺麗で伸びがあり、自分の演奏が上手と錯覚してしまうくらい(笑)。
とても華やかで優美な音で、練習中の、ショパンのノクターンOp.9-2を弾いてみたんですが、高音がキラキラで、すごーく気持ちよく弾けました(笑)。
電子楽器のみを製造するメーカーとして、ヘッドフォンを通した音にもこだわって開発されているのだと思います!
ちなみに、ローランドLx-705は、わたしが行った島村楽器店舗の人気No.1商品とのことでした!
大人気商品で、注文に対して製造が追いついておらず、納品は2~3か月後(!!)と言われました。
【試奏感想】KAWAI CA59
最後にKAWAI CA59を試奏させてもらいました。
タッチは生ピアノと変わらないしっかりしたタッチでした!
音も、重厚なピアノの音でした。
昔ずっと弾いていた実家のアップライトピアノがカワイだったためか、打鍵もしっくりきました。
しかし、音色は、ローランドの音が気に入り過ぎて、少し地味に感じてしまいました。
わたしが気に入ったピアノは断トツでローランドLx705!
20~30万の価格帯のピアノを試奏し、音色が気に入ったのは、断トツでローランドLx705でした!
電子ピアノの納期は?
コロナ禍で楽器ブームが起きている状況と相反して、製造元の工場ではコロナの影響で工場稼働率が通常時よりだいぶ低いということで、
どの電子ピアノも、在庫はほぼなくなっていて、入荷も数か月先になると説明されました。
世界的な半導体不足が原因のようですね、、、
わたしが購入希望したローランドLx705も、このとき5月でしたが、入荷は7月末以降になる予定と言われました。
でも、どうしても、Lx705を購入したかったので、2か月待つことにしました。
購入は楽天市場の島村楽器で
試奏した日は、帰り際に、名前と連絡先の記入を頼まれたので、記入をし、店員さんの名刺も頂いたのですが、高い買い物なので、主人とも相談したいという旨を話し、その場で契約はせずに帰りました。
楽天にも島村楽器が出店していることは知っていたので、店頭価格と楽天価格を比較して決めたいと思っていました。
帰って楽天の島村楽器のページでLx705の価格を確認すると、店舗と同価格でしたが、楽天だとポイントが15000ポイント近くつくようだったので、楽天で購入することにしました。
店舗だと店舗が入っているショッピングセンターの割引きキャンペーンなどがある場合もあるみたなので、どこで買うのが一番お得か比較して購入するとよいと思います。
後日、試奏した店舗の店員さんから電話があって、
「注文が殺到してるので、注文するなら早いほうが納期も早まると思うのですが、購入どうされますか?」と聞かれたので、
正直に、楽天の島村楽器で購入することにしたという旨をお話ししました。
(すごく親切に丁寧に対応してくださったので、その店員さんの売り上げに貢献できず申し訳なかったのですが、
島村楽器自体の売り上げが伸びてその店員さんに還元されるよう、ここに島村楽器さんの対応がとてもよかったことを記しておきたいと思います(笑))
島村楽器限定モデルとは?
島村楽器は、YAMAHA・KAWAI・ローランドと組んで、限定モデルを販売しています。
白などのかわいい色があったり、内臓曲が少し多かったりするみたいですね!
CLP-7450WH( CLP745の島村楽器限定モデル)
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ(画像クリックできます)↓
Lx-705GP( Lx-705の島村楽器限定モデル)
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ(画像クリックできます)↓
カワイCA59では島村楽器限定モデルは販売されていないようなのですが、1スペック下のCA49では、CA4900という島村楽器オリジナルモデルが販売されているようです。
ーさいごにー ピアノは絶対試奏してから買うべき!
わたしは、実際に店舗で試奏して、試奏する前に購入しようと思っていたものではないピアノを購入することになりました。
(試奏前は、Youtubeのレビュー動画で人気だったクラビノーバを購入したいと思っていました。)
実際に弾き比べてみて、タッチや音色の印象は、メーカーごとにかなり違いました!
どのピアノを気に入るかどうかは、結局、個人の好みによるのではないかと思います。
音楽は感覚で感じるものだと思うので、実際にそれぞれのピアノを弾いてみることで感覚的に好みのものを瞬時に判断できるのではないでしょうか。
▽その他の電子ピアノと比較検討を行いたい方は、こちらの島村楽器楽天市場店のホームページをご覧ください♪